近所トラブルの相談＜被害ケース別の最適な相談窓口＞
騒音や違法駐車、土地の境界線をめぐる問題など、近所の人とトラブルを抱えてしまうことは珍しくありません。
ある統計によれば、実に４割の人がご近所とのトラブルを経験しているのです。
もしトラブルになってしまった場合で、誰に相談すれば解決できるのでしょうか？
ここでは、被害のケース別の最適な相談先を紹介します。
まずは自治会や民生委員、役所を頼って穏便な解決を試みる
騒音や違法駐車など、事件性がそれほど大きくないトラブルなら、まずは話し合うことが大切です。
町内会長や班長に相談
ご近所のトラブルはご近所に相談すべきということで、自治会や町内会を頼ってみましょう。
会議の場でトラブルの話を出すのは勇気がいりますが、町内会長や班長に相談するだけなら比較的気軽に行えます。
うまく仲立ちしてもらえれば解決に近づくでしょう。
民生委員に相談
より上位の相談相手としては、民生委員がいます。
民生委員は非常勤の地方公務員で、厚生労働大臣から委嘱されて社会福祉のために活動しています。
ご近所トラブルの相談先としては最適でしょう。
法的な権限はありませんが、役所や警察ともつながりがあるため、町内会長などに比べても発言に重みがあります。
役所の地域福祉課に相談
また、役所の地域福祉課に相談しても、民生委員と同じような対応をしてくれます。
特に騒音や悪臭のような環境問題、土地の境界などの権利問題は、担当の部署につないでもらうことでより専門的な対応が期待できるでしょう。
事件性があれば警察は動いてくれる。ただし大事になるリスクも
第三者を通して話し合っても解決しなければ、警察への相談を考えなければなりません。
ただし、警察は事件性や証拠があるかどうかを重視するため、動いてくれないケースもあります。
警察の動きが期待できるのは、暴言や暴力、器物損壊などがあった場合です。
身の危険を感じた時は、110番通報も考えた方がよいでしょう。
また、明らかに嫌がらせが目的で騒音や悪臭を出している場合も、警察は動きやすくなります。
いきなり逮捕することはまずありませんが、相手に警告を行ってくれるので、十分な抑止力となるでしょう。
一方、生活音をめぐる問題や、土地の境界をめぐる争いなどは警察が介入できません。
前者は事件性があるとは限りませんし、後者は警察が解決するべき問題ではないからです。
また、警察が介入すると大事になるケースもあるため、穏便にすませたい場合は相談しにくいのもデメリットだといえます。
嫌がらせの調査は探偵に、法的な対抗策は弁護士に依頼しよう
ご近所トラブルが悪化すると、相手が嫌がらせをしてくるケースがあります。
愛車に傷をつけられたり、壁に落書きをされたりするのです。
相手に抗議しても、自分はやっていないと主張されれば話は平行線でしょう。
追及するためには、確実な証拠が必要になります。
嫌がらせの証拠をつかむには探偵に依頼
嫌がらせの証拠をつかむには、探偵に嫌がらせ調査を依頼するのが効果的です。
家の壁に落書きをされて困っているのなら、張り込みをして落書きの瞬間を撮影することで、否定できない証拠が手に入ります。
証拠に基づいて警察に被害届を出すこともできますし、直談判して謝罪させることも可能でしょう。
嫌がらせ対策をおこなっている探偵
原一探偵事務所
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生活音や土地の境界をめぐるトラブルは弁護士に相談
また、生活音や土地の境界をめぐるトラブルの場合は、弁護士を頼るのがおすすめです。
内容証明郵便を使って相手に警告文を送ったり、土地の測量の協力を求めたりできます。
ケースに応じて探偵と使い分けましょう。
まとめ - 適切な相手に相談し、ご近所トラブルを確実に解決しよう
ご近所さんとはできるだけ仲よくつきあいたいものです。しかし、人間のやることですから、どうしてもトラブルを呼んでしまうことはあります。
泣き寝入りしたり絶縁したりするのは、その後の生活を考えるとおすすめできません。
個人的な報復などもってのほかです。
しかるべき相手に相談して、確実な解決を図ってください。
嫌がらせを早期解決するために
